hearthのお気楽洋書ブログ

洋書読みの洋書知らず。永遠の初心者。 まったりとkindleで多読記録を更新中 (ツイッターは、hearth@洋書&映画)

小説(推理)

Surprise Party (William Katz) - 「恐怖の誕生パーティー」- 251冊目

ジャンル: 小説(推理) 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★★★☆ 読後感あちゃーのイヤミスとして、純粋にハラハラドキドキを楽しむ話。心臓に良くない。 ずいぶん前に翻訳本「恐怖の誕生パーティー」として読んだのですが、ページをめくる手が止まらなかった事を…

All She Was Worth (Miyuki Miyabe) - 「火車」- 211冊目

ジャンル: 小説(推理) 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★★☆☆ 徹夜本推理小説と言えばこれ! 文句なしの面白本として、誰にでもオススメしているのがこの本。 今から20年ぐらい前でしょうか。 本作がテレビドラマ化されていたのを観た記憶があります。 確か、主…

The Seven-Per-Cent Solution (Nicholas Meyer) - 「シャーロック・ホームズ氏の素敵な冒険」- 210冊目

ジャンル: 小説 (推理) 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★★☆☆ ホームズのパスティーシュの中でもかなり良くできていてオススメです。 正典をたくさん読んだ方には、たまらないひねりも効いています。 もともとこの本の設定は、ワトスン博士の未発表の手記が発…

Outbreak (Robin Cook) - 「アウトブレイク - 感染」- 196冊目

ジャンル: 小説(推理) 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★★☆☆ ロビン・クックによる医療ミステリー、というか医療ホラー小説。 死亡率90%以上といわれるエボラ出血熱がアメリカ本土で猛威を振るうというお話。 CDC(Center for Disease Control)という存在をこの…

Casino Royale (Ian Fleming) - 「カジノ・ロワイヤル」- 179冊目

ジャンル: 小説 (推理) 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★★☆☆ イアン・フレミングによる「007」シリーズの記念すべき第1作。 あの映画の原作を読んでいるとは思えないほどのかなり硬派なイメージ。 この第1作目に登場した時点では既に「殺しのライセンス」で…

Poirot Investigates (Agatha Christie) - 「ポワロ登場」- 135冊目

ジャンル: 小説(推理) 英国難易度: ★☆☆ オススメ度: ★★★☆☆ エルキュール・ポワロを主人公にした最初の短編集。(1924年発刊) 推理小説界のメインストリームであるホームズ物の設定をキッチリと踏襲しています。 上から目線のホームズと書記 & 讃え役ワトソン…

Postmortem (Patricia Cornwell) - 「検屍官」- 129冊目

ジャンル: 小説(推理) 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★★☆☆ 痛そうな描写が苦手です。 家の中をバタバタと走っていて小指をタンスのカドにぶつけるとか、カミソリの背と腹を間違えて指でスーッとやるとか… 少し話は逸れますが、前にサルバドール・ダリ展を観…

Frost at Christmas (R.D. Winfield) - 「クリスマスのフロスト」 - 121冊目

ジャンル: 小説(推理) 英語難易度: ★★★ オススメ度: ★★★☆☆ 本作はシリーズの第1作目。 ずいぶん前になりますが前評判が高かったので読んでみました。 シュッとした名探偵が出るわけではありません。 口とガラの悪いフロスト警部が登場、難事件を解決するとい…

The Thirteen Problems- Miss Marple (Agatha Christie) - 「火曜クラブ」- 118冊目

ジャンル: 小説(推理) 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★★☆☆ ウチの嫁さんは勘がよく働きます。 僕が鈍感なだけかも知れませんが「よくわかったねー」っていうと、「もちろん! ミス・マープルですから!」とのたまう。( それを言うならミセス・マープルでしょと…

The Spy Who Came in from the Cold (John le Carre) - 「寒い国から帰ってきたスパイ」- 116冊目

ジャンル: 小説(推理) 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★★★☆ ル・カレの回想録(「地下道の鳩」)が近々出版されるそうですね。 それにちなんで今日はこの一冊。 随分前に一度、邦訳で読んだのですが、ほとんどストーリーを覚えていなかったので新鮮な気持ちで再…

The Daughter of Time (Josephine Tey) - 「時の娘」- 105冊目

ジャンル: 小説(推理) 英語難易度:★★★ オススメ度: ★★★☆☆ 手に取るまでは、僕の好きなタイムトラベルものかと勘違いしていましたが、実は歴史推理小説。 歴史は勝者にて作られる。 勝てば官軍。 怪我で入院中のロンドン警視庁のグラント警部。 病床で退屈し…

The Maltese Falcon (Dashiell Hammett) - 「マルタの鷹」- 104冊目

ジャンル: 小説(推理) 英語難易度: ★★★ オススメ度: ★★★☆☆ ダシール・ハメット「マルタの鷹」の原書(1930年発表) 。 一言で言えば、探偵サム・スペード、美女、謎の男たちによるお宝(鷹の彫像)争奪戦。 やや後発のチャンドラーによるマーロウと並んで、本作…

Murder on the Orient Express (Agatha Christie) - 「オリエント急行殺人事件」-101冊目

ジャンル: 小説(推理) 英語難易度: ★☆☆ オススメ度: ★★★☆☆ 以前、本作の舞台を日本に移し野村萬斎がポワロ役を演じたテレビドラマを見た。 それは結構、豪華なキャスティングで、今回原作を読んでいてもぼくの脳内ではそのドラマでの俳優たちが生き生きと演…

And Then There Were None (Agatha Christie) - 「そして誰もいなくなった」- 86冊目

ジャンル: 小説(推理) 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★★★☆ タイトルの付け方がうまいな、って本にたまに出会う。 クリスティの「そして誰もいなくなった (And Then There Were None)」もそんな一冊。 原書の当初タイトル「Ten Little Niggers」は差別的との…

The Tales of Terror and Mystery (Arthur Conan Doyle) - 「ドイル傑作集- ミステリー編・恐怖編」- 63冊目

ジャンル: 小説(推理) 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★★☆☆ ドイルは「ロストワールド」などのホームズ物以外も書いている。この本は恐怖&ミステリー短編集。(1913年発刊) もう何十年も前、声優さんが小説をドラマ仕立てで紹介する「音の本棚」というFMラジオ…

The Case-Book of Sherlock Holmes (Arthur Conan Doyle) - 「シャーロック・ホームズの事件簿」- 62冊目

ジャンル: 小説(推理) 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★★☆☆ 1927発刊。 最後の短編集。ホームズ自身の年代記としては、前作の「最後の挨拶」の方が後日の話という事になっている。 それにしても初登場の「緋色の研究」の1887年から40年間もよく続いたと思うが…

His Last Bow (Arthur Conan Doyle) - 「シャーロック・ホームズ最後の挨拶」- 61冊目

ジャンル: 小説(推理) 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★★☆☆ 短編集。 サセックスの田舎で引退して養蜂業を営んでいたホームズが英国諜報機関の要請(というか兄さんのマイクロフトの頼み)で捜査に乗り出す「最後の挨拶」。 ホームズのイメージと007のMI6(の前…

The Valley of Fear (Arthur Conan Doyle) - 「恐怖の谷」- 60冊目

ジャンル: 小説(推理) 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★☆☆☆ 1915年発刊。長編シリーズ、第4弾。 正直言ってあまり印象に残らなかった。 ホームズよりも別のアメリカ人探偵が目立っている。(有名なピンカートン探偵社です) やはりホームズは短編の方が自分の好…

The Return of Sherlock Holmes (Arthur Conan Doyle) - 「シャーロック・ホームズの帰還」- 59冊目

ジャンル: 小説(推理) 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★★☆☆ 1905年発刊。 一度は執筆に嫌気がさしてホームズを葬ったものの、破格の大金を積まれて名探偵を復活させたドイル。 同じ様にシリーズを書き続けるのに嫌気がさしたモンゴメリの「赤毛のアン」シリー…

The Hound of the Baskerville (Arthur Conan Doyle) - 「バスカヴィル家の犬」- 58冊目

ジャンル: 小説(推理) 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★☆☆☆ この流れでくると、次は「バスカヴィル家の犬」かなと思ったあなた、正解です! ホームズの長編シリーズ、第三弾。 本作の執筆当時、ドイルは前作の最終短編「最後の事件」で、既にホームズをライヘ…

The Memoirs of Sherlock Holmes (Arthur Conan Doyle) - 「シャーロック・ホームズの思い出」- 57冊目

ジャンル: 小説(推理) 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★★☆☆ ホームズより頭がいいと言われている兄のマイクロフトが登場する「ギリシャ語通訳」や、ホームズが宿敵モリアーティ教授と格闘の上、ライヘンバッハの滝壺に落ちたエピソード「最後の事件」が収録。…

The Adventures of Sherlock Holmes (Arthur Conan Doyle) - 「シャーロック・ホームズの冒険」- 56冊目

ジャンル: 小説(推理) 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★★☆☆ ホームズ物の最初の短編集、「シャーロック・ホームズの冒険」(1892年発刊)。 「ボヘミアの醜聞」や「赤毛連盟」、「まだらの紐」など、僕が小学校の頃に親しんだ有名どころの話が入っています。 謎…

The Sign of Four (Arthur Conan Doyle) - 「四つの署名」 - 55冊目

ジャンル: 小説(推理) 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★★☆☆ 続いて「四つの署名」。(1890年発刊) ホームズがコカイン依存症だった記述あり。 当時は麻薬は推奨されないとはいえ、合法だったんだ。メモポイント● (全ての要素を検討して唯一残った結論はいかに…

A Study in Scarlet (Arthur Conan Doyle) - 「緋色の研究」- 54冊目

ジャンル: 小説(推理) 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★★★☆ 世界一有名な探偵シャーロック・ホームズ。 彼のデビュー作であるこの「緋色の研究」は僕の一番のお気に入りです。 (1887年発刊) 推理小説のキモであるトリックが目を見張るほどの事はないんだけど…

The Long Goodbye (Raymond Chandler) - 「長いお別れ」- 6

ジャンル: 小説(推理) 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★★☆☆ The Long Goodbye: A Novel (Philip Marlowe series) 作者: Raymond Chandler 出版社/メーカー: Vintage Crime/Black Lizard 発売日: 2002/06/11 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 言…

The Bone Collector (Jeffery Deaver) - 「ボーンコレクター」- 2

ジャンル: 小説(推理) 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★★★☆ The Bone Collector: Lincoln Rhyme Book 1 作者: Jeffery Deaver 出版社/メーカー: Hodder & Stoughton 発売日: 2009/05/28 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 映画も人気の「ボーン…

The Murder of Roger Ackroyd (Agatha Christie) - 「アクロイド殺し」 -1

ジャンル: 小説(推理) 英語難易度: ★★☆ オススメ度:★★★☆☆ The Murder of Roger Ackroyd (Poirot) (Hercule Poirot Series) 作者: Agatha Christie 出版社/メーカー: Harper 発売日: 2010/10/14 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る アガサ・クリ…