hearthのお気楽洋書ブログ

洋書読みの洋書知らず。永遠の初心者。 まったりとkindleで多読記録を更新中 (ツイッターは、hearth@洋書&映画)

Silent Spring (Rachel Carson) - 「沈黙の春」- 8

 

ジャンル: サイエンス・ロジック

英語難易度: ★★☆

オススメ度: ★★☆☆☆

 
Silent Spring (English Edition)

Silent Spring (English Edition)

 

 

 

   環境破壊の問題を世に問うた警鐘の書のはしりとなったレイチェル・カーソン沈黙の春」の原書。 とても有名。 今でこそ環境問題を提起する本は多いが発刊当時の1962年頃には斬新だったらしい。 DDTを農薬として使用した後の世界は、春になっても鳥たちが死滅してさえずりが聞こえなくなる「沈黙」の世界だと訴えた。  人間が自然をコントロールしようとの試みが、返って逆効果となり災厄として跳ね返ってくる。

 

   数字とロジックでの主張展開は 、科学を背景にした著者ならではの筆致であり説得力がある。  しかし読み物としては同じ事の繰り返しばかり続き冗長過ぎると感じた。  読み終わるのが辛かった。 同著者による「Sense of Wonder」は詩的で良かったのにね。