ジャンル: サイエンス・ロジック
英語難易度: ★★☆
オススメ度: ★★★☆☆
「知性を形成するのは遺伝か環境か」問題。 このジャンルに興味があり、いろいろと手当たり次第に読んでいます。
本作は、天才と言われる人たちの脳と一般ピーポーのそれとはどこが違うのか、という点にポイントを絞って書かれています。 いろいろと論は展開されていますが、「天才」を生み出す条件は、単に努力と環境(後天的要素)だけではなく、また遺伝(先天的要素)だけでもなさそうです。これは実験により立証することが難しく決定的な結論はいまだに無いようですね。 「天才と狂気」の間にもある種の相関関係があるとの記述も興味深く読めました。
邦題は、ナンシー・C. アンドレアセン著 「天才の脳科学 - 創造性はいかに創られるか」(2006年発刊)。
著者自身が幼少期は高いIQの持ち主で天才少女と言われていたが二十歳過ぎればタダの人になってしまったそうです。 でもシェークスピアで文学博士、精神医学分野では医学博士の学位を取得しているそうなので、並の人ではないですね。
「天才と狂気」と言えば、ナッシュ均衡でノーベル(風の記念)経済学賞を受賞した数学者ジョン・ナッシュの伝記「A Beautiful Mind」がオススメです。 同タイトルの映画も面白かった。(ラストの展開がイイ!)
The Creating Brain: The Neuroscience of Genius (English Edition)
- 作者: Nancy C. Andreasen
- 出版社/メーカー: Dana Press
- 発売日: 2011/02/22
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