hearthのお気楽洋書ブログ

洋書読みの洋書知らず。永遠の初心者。 まったりとkindleで多読記録を更新中 (ツイッターは、hearth@洋書&映画)

iCon: Steve Jobs (Jeffrey S. Young) - 「スティーブ・ジョブズ 偶像復活」- 111冊目

ジャンル: その他
英語難易度: ★★☆
オススメ度: ★★★★☆

ジョブズは激怒した」
メロスではありません。 本作の発刊に当たってジョブズはこの本の内容について認められないと激怒し、差し止めようとしたとのこと。 それほどまでに赤裸々に描かれているということでしょうか。 後に本人公認版としてウォルター・アイザックソンによる「スティーブ・ジョブズ」が発刊されましたが、そちらは未読です。
ぼくがこの本を読んだのは随分前のことで、刊行されたのはまだ彼が存命であり、iPod の発売の頃。(iPhone初号機が世に出るよりも少し前のことです) (2005年発刊)
タイトルもうまいですね。 iシリーズと「偶像」になぞらえて「iCon」だなんて。 邦題は「スティーブ・ジョブズ - 偶像復活」

今では彼がエキセントリックな人間であったことはかなり有名ですが、当時僕がこの本を読んだ頃には、こんなにも個性的、というか変人だっただなんて、それほど認知されていなかったように思います。 本を読んで感じたのは、 まあ典型的な「やなヤツ」ですね。 しかし溢れるほどの才能がある。 自分のやりたい放題で人のことはお構いなし。 自らが養父母に育てられ実の親に見放されたと傷ついた経験があるにも関わらず、当の本人が自分の娘を長い間認知しなかったとか…
矛盾を抱えつつも善悪を超えて自分の哲学に正直に人生を生きようとした人が描かれています。

彼がいかに自分の考え(というか美意識)にこだわったかについては、ケン・シーガルの「Insanely simple」(52冊目)がオススメ。 横(同僚・部下)から見た彼の人となりがわかります。 彼のプレゼンの極意を読みたい方は「Presentation Secret of Steve Jobs」(85冊目)もご参考に。

iCon Steve Jobs: The Greatest Second Act in the History of Business

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