hearthのお気楽洋書ブログ

洋書読みの洋書知らず。永遠の初心者。 まったりとkindleで多読記録を更新中 (Twitter: @hearth2016)

The Meaning of It All ( Richard P. Feynman) - 「科学は不確かだ!」- 195冊目

ジャンル: サイエンス・ロジック
英語難易度: ★★☆
オススメ度: ★★★★☆

「さーて、今回のファインマンさんは…」

ワシントン州立大学で3夜に渡って行った記念講演をまとめたものです。 没後10年ほどしてから発刊されました。 科学に対する考え方・姿勢や社会との関わりについて門外漢にも分かりやすく講義されています。 分かっていない事、懐疑心を持って問題に当たる事の重要性を唱えています。

さて、今回の講演は、
"The Uncertainty of Science" 「科学は不確か」
"The Uncertainty of Values" 「価値は不確か」
"This Unscientific Age",「非科学の時代」

の三本でーす。
(1998年発刊)


メモポイント
● 科学には想像の余地がないと考えている人たちがいる。これは驚きだ。芸術家が考えるようなものとは違うけれども科学には想像する力が必要だ。

It is surprising that people do not believe that there is imagination in science. It is a very interesting kind of imagination, unlike that of the artist. The great difficulty is in trying to imagine something that you have never seen, that is consistent in every detail with what has already been seen, and that is different from what has been thought of; furthermore, it must be definite and not a vague proposition. That is indeed difficult.

本コレ。 思考実験とはまさに想像力の賜物です。 アインシュタイン相対性理論に導いたのも想像力があるゆえ。観察で得られた結果に対して矛盾のない仮説を立てる。 想像力無くしてはとてもなし得ない。



● パワーとは価値である。パワーを使った結果が良くなるか悪くなるかとはどのようにパワーを使うのかで決まる。 しかしパワーそれそのものが価値であることは揺るがない事実である。 「いいも悪いもリモコン次第」(古いですね…)

I think a power to do something is of value. Whether the result is a good thing or a bad thing depends on how it is used, but the power is a value.


● そんなこと知らないでよく生きていけますね、という人がいる。何いってんだか。僕はいつも知らないことだらけの中で生きている。 どのように知っていくか(理解していくか)という事こそ僕が大事にしていることなんだ。

Some people say, How can you live without knowing? I do not know what they mean. I always live without knowing. That is easy. How you get to know is what I want to know.


● 例外があるって事は、その法則が間違っているって事だ。 これは科学の原則だ。 もし、ある法則に例外があるとして、その例外が実際に起こっているのなら、その法則自体が不完全なんだよ。

The exception proves that the rule is wrong.” That is the principle of science. If there is an exception to any rule, and if it can be proved by observation, that rule is wrong.




この読書感想ブログで何度か書いていますが、僕はファインマンさんの大ファンです。 科学に対する子供のような無邪気な好奇心、権威に対する反骨心。 ちょっとエッチで夜な夜なストリップ劇場に通っていたというツワモノ、単なる人格者ではないところまでも彼の魅力のうちだと思っています。
で、ファインマンさん本のおススメはなんといっても「Surely You’re Joking, Mr. Feynman!」でしょう。(感想は134冊目) 彼の魅力が満載です。 ファインマン関連本が初めての方はこちらを先に読まれることをぜひオススメします!

The Meaning of It All: Thoughts of a Citizen-Scientist (Helix Books) (English Edition)

The Meaning of It All: Thoughts of a Citizen-Scientist (Helix Books) (English Edition)

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