ジャンル: 小説(推理)
英語難易度: ★★☆
オススメ度: ★★★☆☆
ロビン・クックによる医療ミステリー、というか医療ホラー小説。 死亡率90%以上といわれるエボラ出血熱がアメリカ本土で猛威を振るうというお話。 CDC(Center for Disease Control)という存在をこの本で初めて知りました。 その後、英語ニュースを聞いていると結構このCDCという組織を耳にします。 そのたびにこの小説を思い出したものでした。
感染源となったエボラの核を調べたところ、感染が報告されるのは隣接した地域ではないにも関わらず同じウイルスからの可能性が極めて高かった。 そしてそのウイルスが発見された場所はいずれも医療施設であり、医者とその患者たちが被患している。 この感染源を繋ぐミッシングリンクは何なのか? キュートな新人女医のMelissaがCDCの命を受け自身の命を危険に晒しながらも謎の解決に乗り出す!
(1987年発刊)
内容はシリアスな感じで始まりますが、後半に行くに連れて冒険活劇風に展開します。 好みが別れるところかもしれません。ちょっと軽い感じですが、ハラハラドキドキさせてくれること請け合いです。
作者のRobin Cookはドクターの経歴を持っていて、他にも医療ミステリーを書いています。手塚治虫やマイケル・クライトン、コナン・ドイル同様、医学部出身の作家はリアルな描写がウリですよね。 そう言えばチェーホフやサマセット・モームも医者だったらしいですよ。
- 作者: Robin Cook
- 出版社/メーカー: G.P. Putnam's Sons
- 発売日: 1991/07/01
- メディア: マスマーケット
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