hearthのお気楽洋書ブログ

洋書読みの洋書知らず。永遠の初心者。 まったりとkindleで多読記録を更新中 (ツイッターは、hearth@洋書&映画)

Good to Great (Jim Collins) - 「ビジョナリーカンパニー2」- 14

 

 

ジャンル: 経済・ビジネス

 

英語難易度: ★★☆

 

オススメ度: ★★★☆☆

 

Good to Great: Why Some Companies Make the Leap...And Others Don't

Good to Great: Why Some Companies Make the Leap...And Others Don't

 

 

 

 

 

  日本でも大ヒットした「ビジョナリーカンパニー2」の原書。(2001年発刊)    卓越した(great)会社のリーダーのタイプは、意外にも一般的なイメージのゴリゴリバリバリではない事を調査・発見した書。 そのリーダー達はシャイで物静か・謙虚である一方、鉄の意志を持つ人々だ。パットン将軍やカエサルではなくリンカーンソクラテスタイプらしい。 確かにバリバリタイプのCEOが高額報酬とともによそに移っても成功する確率が特に高い訳ではないのは、よく耳にする話。ドラッカーも似た様な事を言っている。

 

メモポイント

 

● Greatな会社の人事戦略が面白い。それは何をすべきかを決める前に、まずright people(適切な人)をバス(会社)に乗せてシート(配置)に座らせること。どの方向に進むかは彼等が最善の道を見つけるのでそれからで良いそうだ。 またright people には、やる気アップや管理する事も必要ない。

 

  これからの仕事は、昔の様な労働集約型で上位下達の指示待ちで時間で拘束されるスタイルから、各人が責任を持ちつつも自由に仕事を進める知識集約型なスタイルに少しずつシフトせざるを得ない。 自らを自己管理できるメンバーでビジネスを行わない企業は淘汰されるだろう。  

 

  同趣旨の本「The Servant - A Simple Story about the True Essence of Leadership」(James C. Hunter) にも通じる内容。