hearthのお気楽洋書ブログ

洋書読みの洋書知らず。永遠の初心者。 まったりとkindleで多読記録を更新中 (ツイッターは、hearth@洋書&映画)

Rich Dad Poor Dad (Robert T. Kiyosaki) - 「金持ち父さん貧乏父さん」- 92冊目

ジャンル: 投資・マネー
英語難易度: ★☆☆
オススメ度: ★★★☆☆

ひと言で言えば「金のために仕事をするな(Poor Dadによるラットレース)、金に仕事をさせよ(Rich Dadによる不労所得)」と唱えた本。 日本でもひと頃は投資ブームの火付け役となりベストセラーになった。(1997年発刊)

お金に詳しくなる(金融リテラシーを身につける)のは決して卑しいことではなく、現代人の必須要件だと力説している。 僕自身も会計関係の仕事にたずさわっているので金融知識の必要性は身をもってヒシヒシと感じる。 今となっては時代や地域(アメリカ)が違うから、本書にある投資手法をそのまま使うのは難しそう。 ただ背景にあるお金に対する基本的なスタンスや哲学は不変だ。 そこは参考になる。 「金に自身で働いてもらう」という本書の考えを日本での投資で当てはめるとすれば、リスクをあまり取らないで長期的な運用をオススメしていると解釈したんだけど。 インデックス型投資である上場株連動型のETFを国内・国外の適正ポートフォリオで運用するようなところなのかな。 アメリカの大統領選の結果もあり今は経済の先行きが不透明なので、ドルコスト平均法で刻んで行くのが良いかも。 興味ある方は山崎元氏「ほったらかし投資術」がオススメ。


メモポイント

● ビンボー父さんは金のために働く。 金持ち父さんは金自身に働いてもらう。
Rich dad said this point of view over and over, which I call lesson number one: The poor and the middle class work for money. The rich have money work for them.

● 金融知識が無ければ、お金を手にしてもあぶく銭。 「いくら稼ぐのか」ではなく「いくら手元に残るのか」が大事。
Intelligence solves problems and produces money. Money without financial intelligence is money soon gone. Most people fail to realize that in life, it’s not how much money you make. It’s how much money you keep. We’ve all heard stories of lottery winners who are poor, then suddenly rich, and then poor again.


人によって違和感を感じる人もいるだろう。 僕自身も金イコール幸せとはとても思えない。 だが生きていくのに必要な知識であるのも納得。

「男はタフでないと生きていけない。だが、優しくないと生きている資格がない (If I wasn't hard, I wouldn't be alive. If I couldn't ever be gentle, I wouldn't deserve to be alive.)」のだ。

Rich Dad Poor Dad: What The Rich Teach Their Kids About Money - That The Poor And Middle Class Do Not!

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