ジャンル: 自己啓発
英語難易度: ★★☆
オススメ度: ★★★★☆
稲盛和夫著 「生き方」の英訳書。 以前に原本で読んだ時に感動したので、英訳書でもと思い読んでみた。(2004年発刊)
読者によっては本書の雰囲気が受け付けられない人もいるかと思うが、僕には大いに共感するところがあった。
メモポイント
● リーダーには才能の前に徳が求められる。
When you take the rocky path and reach a crossroads, you must choose the route that leads to the right path, even if it is thorny and far removed from any personal reward, even if it means picking a clumsy and foolishly honest way of life. In the long run, however, actions based on a solid philosophy never result in loss. Despite the fact that they appear disadvantageous, in the end such genuine actions will profit you.
● リーダーは能力や雄弁以上に深い徳質が必要である。
“To men of high virtue, give high office; to men of many achievements, give cash.” In other words, achievement can be rewarded with money, but high leadership positions should be given to people of noble character.
モーツァルトの死の真相をあらわす「アマデウス」という映画がある。 劇中、サリエリという作曲家が出てくる。彼もまた才能の人だが、残酷な事にサリエリにはモーツァルトの大天才を理解するまでの才能はあるが、作曲家としてはモーツァルトには遠く及ばない。 その事が彼の精神を蝕んでいく。
なぜ急にアマデウスの話題かというと、自分自身があまり才能・能力に恵まれていない事が分かっているから余計に、この本に思うところが多かった様に感じたからだ。 自分にサリエリ程の才能があると主張しているわけではないが、日々の暮らしの中でどうしようもない劣等感に悩む事がある。そんな時に、この本は「頑張れよ」と後押ししてくれている様な気がするのだ。努力や徳を積む事が生得の才能を上回るという考え方を信じたいと思う。
A Compass to Fulfillment: Passion and Spirituality in Life and Business
- 作者: Kazuo Inamori
- 出版社/メーカー: McGraw-Hill Education
- 発売日: 2009/11/02
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