hearthのお気楽洋書ブログ

洋書読みの洋書知らず。永遠の初心者。 まったりとkindleで多読記録を更新中 (ツイッターは、hearth@洋書&映画)

2017-01-01から1年間の記事一覧

Management (Peter F. Drucker) - 「マネジメント」- 180冊目

ジャンル: 経済・ビジネス 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★★★☆ ドラッカーの「マネジメント」。 経営書のバイブルとして真っ先に上げられる名著。 分厚い本ですがこれは外せない。 経営はテクニックではなくある意味、哲学的な根幹となる思想が必要だと感じ…

Casino Royale (Ian Fleming) - 「カジノ・ロワイヤル」- 179冊目

ジャンル: 小説 (推理) 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★★☆☆ イアン・フレミングによる「007」シリーズの記念すべき第1作。 あの映画の原作を読んでいるとは思えないほどのかなり硬派なイメージ。 この第1作目に登場した時点では既に「殺しのライセンス」で…

Genius - The Life and Science of Richard Feynman (James Gleick) - 178冊目

ジャンル: サイエンス・ロジック 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★★☆☆ 「ファインマンさんシリーズ」の大ファンであるがゆえ、このような本も読みました。 彼の伝記です。 ある程度、量子電磁力学など物理学についての知識がないと少ししんどいかもしれません…

Finance for Managers (Harvard Business School Press) - 177冊目

ジャンル: ビジネス・経済 英語難易度: ★☆☆ オススメ度: ★★★★☆ 今の仕事は英文会計に関わる業務が多いのですが、社会人になったばかりの頃は会計とも英語とも全く関係ない営業の仕事をやっておりました。 仕事でのキッカケが無ければ、洋書なぞ読もうなどと…

In Cold Blood (Truman Capote) - 「冷血」 - 176冊目

ジャンル: ノンフィクション 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★★★☆ カポーティーを英語で読むのは「Breakfast at Tiffany’s 」(155冊目に感想)以来2作目でしたが、同じ人が書いたとは思えない程のまったく雰囲気の異なる硬質なノンフィクション作品です。作者…

Ring (Koji Suzuki) - 「リング」- 175冊目

ジャンル: 小説(ホラー) 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★★☆☆ 前にもこのブログに書きましたが、寝る前に怖い本を読んだ後、枕元にその本を置いて寝るのが怖くなる時があります。 そのような経験をした一冊がこの鈴木光司氏の「Ring」。 原作が面白かったので…

An Inconvenient Truth (Al Gore) - 「不都合な真実」- 174冊目

ジャンル: サイエンス・ロジック 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★★☆☆ 写真がいっぱい。パンフレットのようにカラフルな本です。 元々のオリジナルは映画作品。 民主党のクリントン政権で副大統領を務めたアル・ゴアが手掛けた(主演した)ドキュメンタリー映…

What Do You Care What Other People Think? (Richard P. Feynman) - 「困ります、ファインマンさん」 - 173冊目

ジャンル: 自伝 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★★★★ 敬愛する理論物理学者でありノーベル物理学賞受賞者であるファインマンさんによる抱腹絶倒エッセイ2作目。(邦題は「困ります。ファインマンさん」) こちらも前作「Surely You’re joking, Mr. Feynman! 」(…

A Beginner’s Guide to the World Economy (Randy Charles Epping) - 172冊目

ジャンル: 経済・ビジネス 英語難易度: ★☆☆ オススメ度: ★★★☆☆ 世界経済についてコンパクトにまとめられたQ&A形式の81個のエッセイ。 文章も平易で読みやすく、とても基本的なことから書かれています。 例えば「What is Macroeconomics?」とか「How does Int…

Anne of Windy Poplars (L. M. Montgomery) - 「アンの幸福」- 171冊目

ジャンル: 小説(児童) 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★★★☆ アンという名前のつづりは後ろにeが付くアン(Anne)であり、こちらの方がただのAnnよりもっとロマンチックである、との主人公の主張はアン・ファン・テリブル(「恐るべき子供たち」ではなく、筋金入…

Super Crunchers (Ian Ayers) - 「その数学が戦略を決める」- 170冊目

ジャンル: サイエンス・ロジック 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★★☆☆ 統計計算により戦略を決める。 今でこそこの手の本はたくさん出版され本屋でもよく見かけますが、この本が出版された2008年当時はビッグデータ・データマイニングという言葉が注目されは…

The Elements of Style (William Struck Jr. / E.B.White) - 169冊目

ジャンル: その他 英語難易度: ★☆☆ オススメ度: ★★★☆☆ ずいぶんと昔の話です。 新卒で会社に入ってから10年ほど経った頃でしょうか、人事異動で職場が変り、カナダ人の上司の下で働くことになりました。 仕事で英語を使わざるを得ない状況になったのです。 …

A Concise Guide to Macroeconomics (David A. Moss) - 「世界のエリートが学ぶマクロ経済入門」- 168冊目

ジャンル: ビジネス・経済 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★★☆☆「世界のエリートが学ぶマクロ経済入門」。 いかにもな邦題ですが、 ナンチャッテなビジネス本に見えるこのタイトルで損している? いや、売り上げ的には得しているのかもしれません。 数式や専門…

Lolita (Vladimir Nabokov) - 「ロリータ」- 167冊目

小説: 小説 (モダンクラシック) 英語難易度: ★★★ オススメ度: ★★★☆☆ ロリコンの語源にもなったこの小説、もっとエロティックな内容かと思っていました。 ですがさにあらず、かなり淡々としています。 そしてまあなんとも後味の悪い話。 (1955年発刊) 小児性…

Predictably Irrational (Dan Ariely) - 「予想どおりに不合理」 - 166冊目

ジャンル: サイエンス・ロジック 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★★☆☆ 日本でもブームになった行動経済学オモシロ本の先駆けになりました。とても読みやすい。 昔の経済学の教科書では、「経済人=経済的合理性に基づいて個人主義的に行動する人間(homo econom…

War Criminal (Saburo Shiroyama) - 「落日燃ゆ」- 165冊目

ジャンル: ノンフィクション 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★★★☆ 先日、NHKスペシャル「東京裁判」が再放送されたそうですね。 ぼくはうっかりして見逃してしまいました。 残念。 この裁判の話を聞くと、いつもある人物の名を思い出します。 広田弘毅。 第二…

Economics for Dummies (Sean Masaki Flynn) - 164 冊目

ジャンル: ビジネス・経済 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★★☆☆ 経済の基本について読んでみたくなり、せっかくなので英文で書かれた本を読もうとして手にした本。(2005年発刊) Dummie 向けの超初級経済読み物。 日本で言えば「サルでもわかる〜本」のような…

Anne of the Island (L.M. Montgomery) - 「アンの愛情」- 163冊目

ジャンル: 小説(児童) 英語難易度: ★☆☆ オススメ度: ★★★★☆ 名門レドモンド大学の修士課程に進んだアン。 幼い頃からの友人ギルバートと共に大学に通い、友情を育み恋愛に悩みつつ青春を過ごすアンの姿がここにあります。 思うに、本作はアンにとっての「気づ…

Blondie 24 (David B. Fogel) - 162冊目

ジャンル: サイエンス・ロジック 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★★☆☆ ブロンディといっても「夢見るNo.1」を歌うわけではありません。 何年か前、近くの図書館の処分本コーナー(ご自由にお持ち帰り下さいってやつ)に入っていた本。 洋書を持って帰る人はあ…

A 3rd Serving of Chicken Soup for the Soul (Jack Canfield) - 「こころのチキンスープ (3)」- 161冊目

ジャンル: その他 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★★☆☆ 「こころのチキンスープ」2冊目です。 (1996年発刊) O.Henryの話みたい。 異なるのはこれは小説ではなく実話だということ。 それぞれのエピソードは玉石混交なのですが、印象深かったものを少しばかり… …

Grit (Angela Duckworth) - 「GRIT - やり抜く力」- 160冊目

ジャンル: サイエンス・ロジック 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★★☆☆ 「GRIT」とは「歯を食いしばって頑張る」という意味だそうですね。 すべての活動は究極のゴールのための中間目標ととらえて、限られたリソースを本当にやりたい事に集中させるという方法…

41 Stories (O. Henry) - 「O.ヘンリー短篇集」- 159冊目

ジャンル: 小説 (古典名作) 英語難易度: ★★★ オススメ度: ★★★☆☆ いま、「賢者の贈り物」を題材にした通販カタログのテレビCMが流れていますね。 あまりにも有名な話で今さら感があるかもしれませんが、じっくり読んだ方は結構少ないのではないでしょうか。 …

Talent Is Overrated (Geoff Colvin) - 「究極の鍛錬」- 158冊目

ジャンル: サイエンス・ロジック 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★★☆☆ 原タイトルの直訳は「才能は過大視されている」。 邦題「究極の鍛錬」よりも、はるかに本書の要点を伝えていると感じました。 目を見張るような結果を出す人たちに対して、「あの人たちは…

Chicken Soup for the Soul (Jack Canfield) - 「こころのチキンスープ」- 157冊目

ジャンル: その他 英語難易度: ★☆☆ オススメ度: ★★★☆☆ タイトルロゴがアンディ・ウォーホルのイラストで有名なキャンベルスープ缶のそれを思わせる表紙です。 明らかにキャンベルを意識した装丁なんでしょうね。 ちなみに邦題は「こころのチキンスープ」。 …

Freakonomics (Steven D. Levitt) - 「ヤバい経済学」- 156冊目

ジャンル: 経済・ビジネス 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★★☆☆ 小噺をひとつ。 ****************************************** ある科学者がバッタを使って聴覚の実験をしていた。 彼はバッタの片側の脚を切って言った。「飛べ!」バッタはなんとかジャンプした…

Breakfast at Tiffany's (Truman Capote) - 「ティファニーで朝食を」- 155冊目

ジャンル: 小説(モダンクラシック) 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★★★☆ 文章がとても簡潔です。 洗練された筆致は書き方教室のお手本のようです。 情景が画像のように浮かんできます。素晴らしい文体。 本作、村上春樹さんが邦訳をされているそうです。 そち…

How to Solve It (George Polya) - 「いかにして問題をとくか」- 154冊目

ジャンル: サイエンス・ロジック 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★★☆☆どーも。 数学の雰囲気には憧れるが、まったくベースとなる知識のない僕です。 さて、今回は名著との誉も高いG. ポリアの「How to Solve It (いかにして問題をとくか)」です。 元々は数学…

Encyclopedia of Urban Legends (Jan Harold Brunvand) - 153冊目

ジャンル: その他 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★★☆☆ むかし読んだ「死者の奢り」という本に、大学病院の解剖用死体をアルコール水槽にひたす作業をするアルバイトの話が出てきます。 「いや、コレは結構カネにはなるだろうけど、とても自分には勤まらんな…

Integrity (Henry Cloud) - 「リーダーの人間力」- 152冊目

ジャンル: 自己啓発 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★★☆☆ タイトルはズバリ「Integrity 」。 至誠、とでも訳すのでしょうか。 先日、感想を書いたドラッカーの著作においても、Managementの資質について最も重要なポイントはこの誠実性にあると主張しています…

The Flying Classroom (Erich Kastner) - 「飛ぶ教室」 - 151冊目

ジャンル: 小説(児童) 英語難易度: ★☆☆ オススメ度: ★★★★☆ ずーっと昔に児童書で読んでスゴく感動した本。 エーリッヒ・ケストナーの「飛ぶ教室」。キンドルの英語版があれば再読したいなと思ってずっと探していました。 で、やっと見つけた! やっぱりイイ! …