hearthのお気楽洋書ブログ

洋書読みの洋書知らず。永遠の初心者。 まったりとkindleで多読記録を更新中 (ツイッターは、hearth@洋書&映画)

Daddy-Long-Legs (Jean Webster) - 「あしながおじさん」- 76冊目

ジャンル: 小説(児童)
英語難易度: ★☆☆
オススメ度: ★★★★★

  うーん、何でしょうかね。この手の話。赤毛のアンやパレアナや本作のジュディとか。   孤児だけどいつも明るく努力家で、みんなに毛嫌いされている様な気難しいじいちゃんばあちゃんも「bosom friend (腹心の友)」のように味方につけてしまう… (まるで本宮ひろ志の「サラリーマン金太郎」の様に)    こんな少女達は現実にはいないだろうと分かっているのに、僕の中の内なる少女趣味的ロマンチスト人格(笑)がこの本が面白いよと強力にプッシュしてくる…  現実にいないにしても、こういう本を読んで育った子とそうでない子はオトナになってからも他人に対する思い遣りの心の持ち方なんかで随分違うんだろうなーと思ってしまう。 良書には出逢うべきなり。(1912年発刊)


メモポイント(ネタバレ注意)

● ラスト間際の核心シーン。全てがジュディからあしながおじさんに対する手紙の形でつづられている。
   PS. I've just had an awful thought. Have you a butler? I'm afraid of butlers, and if one opens the door I shall faint upon the step. What can I say to him? You didn't tell me your name. Shall I ask for Mr. Smith? 

(そして数日後…)

Thursday Morning 

    My Very Dearest Master-Jervie-Daddy-Long-Legs Pendleton-Smith, 
    Did you sleep last night? I didn't. Not a single wink. I was too amazed and excited and bewildered and happy. I don't believe I ever shall sleep again—or eat either. But I hope you slept; you must, you know, because then you will get well faster and can come to me.


  通(何の?)の間では、この続編(といってもジュディは殆ど登場しないらしいが)の「続・あしながおじさん(Dear Enemy)」の方がオススメらしい。 未読なので読んでみたいです。 それではまた。 xxx

Yours sincerely,
hearth

PS. この本の挿絵って著者本人が書いたんだって。「ポパイ」に出てくるオリーブ・オイル(もしくはホームズの「踊る人形」) みたいでかわいい。

PS. 紹介したKindle版は挿絵が付いてなかったのでご注意を!

Daddy-Long-Legs (English Edition)

Daddy-Long-Legs (English Edition)

にほんブログ村 本ブログ 洋書へ
にほんブログ村


洋書ランキングへ