ジャンル: 小説(歴史)
英語難易度: ★★☆
オススメ度: ★★★☆☆
A Victor in Disarray - The Story of the Roman People vol. III (English Edition)
- 作者: Nanami SHIONO
- 出版社/メーカー: SHINCHOSHA Publishing Co., Ltd.
- 発売日: 2014/06/20
- メディア: Kindle版
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ハンニバル巻からカエサル巻までの繋ぎ本の「勝者の混迷」(1994年発刊)。 ここを外すと後の巻とのストーリーが繋がらなくなるので何とか読了。 グラックス兄弟にフォーカスが当たっている。
● グラックス兄弟の改革に対する後世の学者の見立ては「時が早すぎた」という事らしい。 自分の目の前で大惨事が起きない限り、人は改革を先延ばしにしようとするもんだ。 兄弟達の理想と信念は賞賛に値するが、マキャベリも君主論で言ってる通り、武力の背景無き改革は破綻する。 そしてその理想を実現させ人々の目を開かせるまで、時代は70年後のある男の出現を待たなければならなかった。その男とはユリウス・カエサル。
早くカエサル巻に行きたいー。