hearthのお気楽洋書ブログ

洋書読みの洋書知らず。永遠の初心者。 まったりとkindleで多読記録を更新中 (ツイッターは、hearth@洋書&映画)

Essentialism (Greg Mckeown) - 「エッセンシャル思考」- 21

ジャンル: 自己啓発
英語難易度: ★★☆
オススメ度: ★★★★☆

    最近読んだビジネス書(というか自己啓発書)の中ではなかなかのヒット。 (2015発刊)  この本では本当に重要な点にのみ集中しそれ以外をバッサリ切り捨てるひとをessentialist と名付けている。


● 全ての事象はトレードオフの関係。何かを選ぶことは何かを切り捨てること。常に最善の選択をするように意識すること。

ツイッター経営者のエピソード。 essentialist とはこの様な人のことをいう。「実行すべきかの判断において、絶対にyesと明確に答えられる場合以外は、答えは全てNoだ」

● 上司に仕事を頼まれたら、ニッコリ笑ってこう言おう。「ぜひさせて下さい。喜んでやります!   ところで、先日頼まれた仕事とどちらを優先しましょうか?」

● 仕事を減らす面白いアイデアがある。現在のレポートの必要性に疑問を感じたら、一度黙って提出しないでおき、誰からか催促されるのを待つことだ。 ひと月経っても反応無ければ止めても問題ない。

● 他人の仕事の手伝いを頼まれても引き受けてはならない。 自分が優先すべき仕事を考えて「垣根」を作る事。自分の意義ある時間が奪われるし、相手に取ってもいつまでも仕事を覚えられないので良くない。

● essentialist は人の採用で決して妥協しない。どれだけ多くの履歴書を見ても相対的ではなく絶対的に最高の人物で無ければ採用してはいけない。


    前に読んだBrian Tracyの「Focal Point 」やKen Segallの「Insanely Simple 」と並んで示唆に富む点が多かった。まあ、ビジネスはシンプルであるべきとの自分の好みにぴったりとハマったからだけど。。 心情賛成だが徹底して実行すると、おそらく人間関係は壊れるだろう。「どくいりきけん」(古いですね)で要注意。

Essentialism: The Disciplined Pursuit of Less

Essentialism: The Disciplined Pursuit of Less

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