ジャンル: サイエンス・ロジック
英語難易度: ★★☆
オススメ度: ★★★☆☆
物事を判断する際に思い込みが邪魔する事がある。 ダン・アリエリーの「予想どおり不合理 (Predictably Irrational)」や、スティーブン・レヴィットの「ヤバい経済学(Freakonomics)」など、 認知心理学、行動経済学などが最近のトレンドだが、こちらもそんな一冊。 「権威」、「心情」、「恐怖」などのシーン別に、42の陥りやすい思い込みエラーについて事例を引いて紹介されている。(2002年発刊)
メモポイント
● Post Hoc fallacies とはホントは原因と結果の関係ではないにも関わらず、現象が一時的に継続しているから因果関係があるのだろうと信じてしまう論理的な誤りの事。深く考えずに簡単な理由付けに飛びつきやすいモンです。
Post Hoc fallacies are typically committed because people are simply not careful enough when they reason. Leaping to a causal conclusion is always easier and faster than actually investigating the phenomenon. However, such leaps tend to land far from the truth of the matter.
上にも書いたようにこのジャンルの心理学の啓蒙書的な本は多く出版されているが、この42…は入門書として軽く読むのにはよろしいんじゃないかと。 ちなみに、僕のイチオシは、ダニエル・カーネマンの「ファスト&スロー(Thinking, Fast and Slow)」。 こちらは結構分厚いが事例の説明がとても丁寧で、多くの論文に引用されているようです。ぜひオススメの目ウロコ本!
42 Fallacies (English Edition)
- 作者: Michael LaBossiere
- 発売日: 2010/11/04
- メディア: Kindle版
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