hearthのお気楽洋書多読ブログ

洋書読みの洋書知らず。永遠の初心者。 まったりとkindleで多読記録を更新中 (Twitter: @hearth2016)

Encyclopedia of Urban Legends (Jan Harold Brunvand) - 153冊目

ジャンル: その他
英語難易度: ★★☆
オススメ度: ★★★☆☆

むかし読んだ「死者の奢り」という本に、大学病院の解剖用死体をアルコール水槽にひたす作業をするアルバイトの話が出てきます。
「いや、コレは結構カネにはなるだろうけど、とても自分には勤まらんな。 死体とジッと目が合ったりしたら一生忘れられないかも。 臭いも取れないだろうし…」
とアレコレ考えたのを覚えてます。 あとで知ったのですが、この設定は作者の創作だったそうですね。 あまりにもリアルな描写だったので信じてしまいました。 「ホルマリン水槽に漬けた死体が浮いてこないように棒で突く」アルバイトの話がありますが、この小説がキッカケとなったのでしょうかね。 都市伝説として今でもよく耳にします。 ぼくは怖がりのくせに、この手の話が結構好きです。

で、アメリカにもきっとこの系統の話があるんだろうと手に取ったこの都市伝説(Urban Legend)事典。 本作、電子書籍版ではなく紙の本です。 種類としてはペーパーバックですが、大きさは雑誌サイズでしかもかなりぶ厚い。 AからZの順に 400ぐらいのエピソードが入っていて読みごたえがあります。 著者は元々フォークロアの研究で有名な民俗学者、大学教授の方で「都市伝説研究」界の第一人者でありMr. Urban Legend と呼ばれているそうです。そんなバックグラウンドがあるからでしょうか、本作は少し学術書のような雰囲気があります。(2002年発刊)

怪談好きにはオススメですが、まあそれほど怖い話はありません。 どこかで聞いたことのある話が多いです。 都市伝説は世界各地で似たような話があるようですね。 まさに民間伝承、現代のフォークロアです。


有名なところでは、次のような話が収録されています。

  • Vanishing hitchhiker (消えたヒッチハイカー) よく聞く話ですね。日本でも舞台をタクシーに変えた話が有名です。深夜に青山墓地前で乗せた乗客。 目的地に着いてドライバーが後部座席を振り返ると誰もいなかった…
  • Choking Doberman(ノドを詰まらせたドーベルマン) 住人が帰宅すると番犬が何かをノドに詰めてグッタリ。 さっそく動物病院に連れて行くと中から出てきたのは、ヒトの指…
  • AIDS Mary : これはタイトルだけで分かりますね。 ある男が行きずりの女性と一夜を共にした。 朝、起きると彼女はすでにいない。 不思議に思った彼が洗面所の鏡に見たものは…


ウチでは子どもたちがまだ小さい頃によくお休み前のお話をねだられて、コレをネタ本にして話をしていました。 地下水路に住むワニの話とか、「お休み前のお話 名作100撰」みたいなのより結構ウケてたみたい。 なんちゅう親だ。(ただし、PG12 家庭内映倫)

Encyclopedia of Urban Legends

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