ジャンル: 経済・ビジネス
英語難易度:★★☆
オススメ度: ★★★☆☆
DropboxやGmail 等のクラウドサービスはとっても便利。 その恩恵を日々、ただで受けている身としては「どうやって会社は儲けているんだろう?」と不思議に思ったものだ。
クリス・アンダーソン (「WIRED誌」の元編集長)によって書かれた「フリー」の原書。(2009年発刊) TEDキュレーターの同姓同名の人物とは別人だと最近知った。 従来の「物」を売るビジネス感覚とは異なり、インターネットが普及した現代においてはフリー(無料)ビジネスが伸びていく。 少し前の本になるがクラウドサービスが普及する現代では必読書の一つだろう。
以下メモポイント
● 今までのビジネスとは違って、オンラインサイトなどのフリービジネスは5%ルールが当てはまるという。 たった5%の有料ユーザーが残りを支える、つまり企業はそれでペイするのだ。
● グーグル等のビジネスにおいても、ユーザーは無料でそのサービスの恩恵を受けている。 しかし一方、企業側も「情報収集」という恩恵を受けている。 ユーザーが意識しないうちに、企業のために貢献しているのだ。
行動経済学に関する記述も多く面白く読了。同著者による「long tail 」も読んでみたい。
Free: The Future of a Radical Price
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