hearthのお気楽洋書ブログ

洋書読みの洋書知らず。永遠の初心者。 まったりとkindleで多読記録を更新中 (Xは、hearth@洋書&映画)

Free (Chris Anderson) - 「フリー : <無料>からお金を生みだす新戦略」- 29

ジャンル: 経済・ビジネス
英語難易度:★★☆
オススメ度: ★★★☆☆

   DropboxGmail 等のクラウドサービスはとっても便利。 その恩恵を日々、ただで受けている身としては「どうやって会社は儲けているんだろう?」と不思議に思ったものだ。

クリス・アンダーソン (「WIRED誌」の元編集長)によって書かれた「フリー」の原書。(2009年発刊)    TEDキュレーターの同姓同名の人物とは別人だと最近知った。  従来の「物」を売るビジネス感覚とは異なり、インターネットが普及した現代においてはフリー(無料)ビジネスが伸びていく。  少し前の本になるがクラウドサービスが普及する現代では必読書の一つだろう。 


以下メモポイント

● 今までのビジネスとは違って、オンラインサイトなどのフリービジネスは5%ルールが当てはまるという。 たった5%の有料ユーザーが残りを支える、つまり企業はそれでペイするのだ。

● グーグル等のビジネスにおいても、ユーザーは無料でそのサービスの恩恵を受けている。 しかし一方、企業側も「情報収集」という恩恵を受けている。 ユーザーが意識しないうちに、企業のために貢献しているのだ。


   行動経済学に関する記述も多く面白く読了。同著者による「long tail 」も読んでみたい。

Free: The Future of a Radical Price

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