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hearthのお気楽洋書多読ブログ

洋書読みの洋書知らず。永遠の初心者。 まったりとkindleで多読記録を更新中 (Twitter: @hearth2016)

Intelligence and How to Get It (Richard E. Nisbett) - 「頭のでき- 決めるのは遺伝か環境か」 - 103冊目

ジャンル: サイエンス・ロジック
英語難易度: ★★☆
オススメ度: ★★★☆☆

邦題はズバリ『頭のでき- 決めるのは遺伝か環境か』(2009年発刊)

知能は先天的な遺伝だけで決まるのではなく後天的な環境による影響もかなり大きい、との著者のスタンス。 遺伝による影響をすべて否定しているわけではないようです。 ただ橘玲氏の『言ってはいけない- 残酷すぎる真実』などで主張されている遺伝至上主義とは真逆ですね。

親の遺伝による高水準のIQがそっくりそのまま子供に伝わるというわけではなく、勤勉かつ努力を継続できる環境や資質の方が知能を高めることに貢献して結果として社会的に成功する可能性が高い、との主張と読めました。 東アジア系(例えば日本、韓国、中国)の子供が白人よりも知能が高いとの統計データがあるとのことで、それは努力と勤勉を尊ぶ文化が環境として整っているからだそうです。


この種の議論は人種問題にもつながりかねないのでちょっと微妙。 『The Overflowing Brain (オーバフローする脳)』(74冊目で紹介)の時にも似たようなことを書きましたが、少なくとも半分くらいは後天的な要素が貢献している、と考えたいところですね。

Intelligence and How to Get It: Why Schools and Cultures Count

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