hearthのお気楽洋書ブログ

洋書読みの洋書知らず。永遠の初心者。 まったりとkindleで多読記録を更新中 (Xは、hearth@洋書&映画)

All Creatures Great and Small (James Herriot) - 「ヘリオット先生奮戦記」- 64冊目

ジャンル: ノンフィクション(自伝)
英語難易度: ★★☆
オススメ度: ★★★☆☆

  その昔、「リーダーズダイジェスト」という購読雑誌があった。 (今もあるのかな?)  どういう訳か僕んちでも購読していて、その雑誌にこの「ヘリオット先生奮戦記」が連載されていた。 小学生で割とませガキだった僕は、このリーダイを通じて、西欧的なもののイメージを膨らませていた。 今考えれば、結構面白い内容だったかと思うが、パーティジョークのコラムだけは全く笑えない。(「昨日ウチのワイフがこう言ったんだ…」みたいなやつです)     そういえば、ヒットラー再生譚「ブラジルから来た少年」も確かリーダイで読んだ記憶が…

  本作は、動物のお医者さんである若いヘリオット先生とイギリス・ヨークシャーの片田舎の農夫たちとの人情味溢れるエピソード。 (1970年発刊)    ほっこりとした内容で小学生の僕でも充分楽しめた。 大人になって原書に挑戦。

 ● メモポイント

(腫瘍に冒され助かる見込みの無い患者(ストロベリーっていう名の牛。 なので患獣か?)の事が気になって夜も眠れず、夜明けとともに駆けつけたヘリオット先生。  自分には全く経験が無くとても危険な手術だが、万に一つのチャンスにかけてオペさせて欲しいと牧場主のディックに頼むシーン。  この牛は後に奇跡的に助かります。)

But she was alive and the surge of relief I felt seemed to prick me into action, blow away my hesitations. 
  “Dick,” I said, “I’ve just got to operate on your cow. This thing is never going to burst in time, so it’s now or never. But there’s one thing I want you to know—the only way I can think of doing it is to go in from behind the jaw. I’ve never done this before, I’ve never seen it before and I’ve never heard of anybody doing it. If I nick any of those big blood vessels in there it’ll kill her within a minute.” 
  “She can’t last much longer like this,” Dick grunted. “There’s nowt to lose—get on with it.”


  失敗を重ねながらも気持ちのいい人達に囲まれて、ひたむきに人と動物たちに向き合う若き獣医の青春譚。  ちょっと気持ちが疲れた時にオススメ。 何度読んでも癒されます。

All Creatures Great and Small (English Edition)

All Creatures Great and Small (English Edition)

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