hearthのお気楽洋書ブログ

洋書読みの洋書知らず。永遠の初心者。 まったりとkindleで多読記録を更新中 (ツイッターは、hearth@洋書&映画)

Tom's Midnight Garden (Philippa Pearce) - 「トムは真夜中の庭で」- 78冊目

ジャンル: 小説(児童)
英語難易度:★☆☆
オススメ度: ★★★★★

  僕の好みの児童文学でいくつか印象に残るものがあるが、特にタイムリープ物にはとても弱い。
  恋人が、友人が、時を隔てて二度と会えなくなるとか…  「帰ってきたドラえもん」なんか読んだ日にゃもうすぐに涙目になるタチなんで。
  このジャンルでオススメなのは「たんぽぽ娘」(11冊目)、「愛の手紙」(12冊目)、「タイムトラベラーズ・ワイフ」(7冊目)、そしてこの名作「Tom's Midnight Garden (トムは真夜中の庭で)」(1958年発刊)。   邦訳版も大好きな岩波少年文庫の一つです。


親戚が間借りしている邸宅に預けられた少年トム。 ホールの大時計が真夜中の(なぜか)「13時」を告げると彼の前に存在しないはずのヴィクトリア朝の古い庭園が姿を現わす。 そこで出会った少女ハティ。トムと仲良しになったその少女が住む世界ははどうやら何十年も昔の世界だった。トムの姿が見えるのはハティだけ。 そして年下だったハティは真夜中の出逢いのたびに少しずつ歳を取りやがてお姉さんになっていった…

● メモポイント

ラストシーンのネタバレ。 英文だけど、念のため未読の方は決して読まないように。

Afterwards, Aunt Gwen tried to describe to her husband that second parting between them. ‘He ran up to her, and they hugged each other as if they had known each other for years and years, instead of only having met for the first time this morning. There was something else, too, Alan, although I know you’ll say it sounds even more absurd … Of course, Mrs Bartholomew’s such a shrunken little old woman, she’s hardly bigger than Tom, anyway: but, you know, he put his arms right round her and he hugged her good-bye as if she were a little girl.’


フィニィの「愛の手紙」もそうだが、ラストシーンが好きな話のひとつ。

Tom's Midnight Garden

Tom's Midnight Garden

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