ジャンル: 小説(ファンタジー)
英語難易度: ★★☆
オススメ度: ★★★☆☆
ハリーポッター、第2弾!
ざっくりと3行でまとめると、
1. 魔法学校ホグワーツで二年目を迎えるハリー。
2. ますます強くなるロンとハーマイオニーとの三人組の友情の絆。
3. そして、ホグワーツの地下にある「秘密の部屋」に住む魔物との戦いの一幕。
しかし、本作の陰の主役はなんといっても「君のハートをロックオン」、ギルデロイ・ロックハート先生でしょう! 名前からして過剰装飾なこの人、ホントに使えんヤツです。 なぜ、ダンブルドア校長は彼を闇の魔術の教授としてホグワーツに採用したんでしょうねー。 目が曇ったかな? あの才女ハーマイオニーでさえも彼にメロメロになるなんて不思議。 いや、そうは言っても嫌いなわけじゃありません。 強烈な印象を残す面白くて好きなキャラクターです。 もちろん映画も観ましたよ。ケネス・ブラナーの演技、本当に原作通りでうま過ぎます。(先日は映画「オリエント急行殺人事件」でポワロ役もされてましたね。) 一方、しもべ妖精のドビー(ノルウェーのトロルみたいな鼻の長い妖怪) はちょっと苦手です… ハリーに対するからみがシツコい感じもあり、もう少し違う感じの方が良かったかも。
(1998年発刊)
メモポイント (ネタバレ注意)
● 謎の美少年、トム・リドルの正体とは…
“Voldemort,” said Riddle softly, “is my past, present, and future, Harry Potter. . . .”
He pulled Harry’s wand from his pocket and began to trace it through the air, writing three shimmering words:
TOM MARVOLO RIDDLE
Then he waved the wand once, and the letters of his name rearranged themselves:
I AM LORD VOLDEMORT”
● ロックハート先生の肩書き…
「ギルデロイ・ロックハート: マーリン勲章 勲三等、闇の魔術に対する防衛術連盟名誉会員、「週刊魔女」の「チャーミング・スマイル賞」5回受賞」
このうさんくさい臆面のなさ、いいわー(^^;
“Gilderoy Lockhart, Order of Merlin, Third Class, Honorary Member of the Dark Force Defense League, and five times winner of Witch Weekly's Most Charming Smile Award. But I don't talk about that; I didn't get rid of the Banden Banshee by smiling at him.”
● ダンブルドアの名言。
「自分を本当に示すものとは、能力などではない。どういう選択をするのかじゃよ、ハリー。」
It is our choices, Harry, that show what we truly are, far more than our abilities.
● ウィーズリー父さんがジニーに一言。結構いいこと言う。
「脳みそがどこにあるのかも分からないのに、ひとりで勝手に考えることができるものなんて、信用してはいけないよ。」
Ginny!" said Mr. Weasley, flabbergasted. "Haven't I taught you anything? What have I always told you? Never trust anything that can think for itself if you can't see where it keeps its brain?
純粋に楽しめます。完全に僕の主観ですが、ストーリーの展開は名作と言われる「ホビット」よりも断然面白かった。本作の邦訳版については今ひとつ、との声もいくつかあったようですので、未読の方は夏休みの読書として、ぜひ原文で挑戦してみてはいかがでしょうか。
Harry Potter and the Chamber of Secrets
- 作者: J.K. Rowling
- 出版社/メーカー: Pottermore Publishing
- 発売日: 2015/12/09
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る