hearthのお気楽洋書ブログ

洋書読みの洋書知らず。永遠の初心者。 まったりとkindleで多読記録を更新中 (Xは、hearth@洋書&映画)

Harry Potter and the Chamber of Secrets - 「ハリー・ポッターと秘密の部屋」- 213冊目

ジャンル: 小説(ファンタジー)
英語難易度: ★★☆
オススメ度: ★★★☆☆

ハリーポッター、第2弾!

ざっくりと3行でまとめると、

1. 魔法学校ホグワーツで二年目を迎えるハリー。

2. ますます強くなるロンとハーマイオニーとの三人組の友情の絆。

3. そして、ホグワーツの地下にある「秘密の部屋」に住む魔物との戦いの一幕。


しかし、本作の陰の主役はなんといっても「君のハートをロックオン」、ギルデロイ・ロックハート先生でしょう! 名前からして過剰装飾なこの人、ホントに使えんヤツです。 なぜ、ダンブルドア校長は彼を闇の魔術の教授としてホグワーツに採用したんでしょうねー。 目が曇ったかな? あの才女ハーマイオニーでさえも彼にメロメロになるなんて不思議。 いや、そうは言っても嫌いなわけじゃありません。 強烈な印象を残す面白くて好きなキャラクターです。 もちろん映画も観ましたよ。ケネス・ブラナーの演技、本当に原作通りでうま過ぎます。(先日は映画「オリエント急行殺人事件」でポワロ役もされてましたね。) 一方、しもべ妖精のドビー(ノルウェーのトロルみたいな鼻の長い妖怪) はちょっと苦手です… ハリーに対するからみがシツコい感じもあり、もう少し違う感じの方が良かったかも。
(1998年発刊)



メモポイント (ネタバレ注意)

● 謎の美少年、トム・リドルの正体とは…

“Voldemort,” said Riddle softly, “is my past, present, and future, Harry Potter. . . .”

He pulled Harry’s wand from his pocket and began to trace it through the air, writing three shimmering words:

TOM MARVOLO RIDDLE

Then he waved the wand once, and the letters of his name rearranged themselves:

I AM LORD VOLDEMORT”


ロックハート先生の肩書き…
「ギルデロイ・ロックハート: マーリン勲章 勲三等、闇の魔術に対する防衛術連盟名誉会員、「週刊魔女」の「チャーミング・スマイル賞」5回受賞」
このうさんくさい臆面のなさ、いいわー(^^;

“Gilderoy Lockhart, Order of Merlin, Third Class, Honorary Member of the Dark Force Defense League, and five times winner of Witch Weekly's Most Charming Smile Award. But I don't talk about that; I didn't get rid of the Banden Banshee by smiling at him.”


ダンブルドアの名言。
「自分を本当に示すものとは、能力などではない。どういう選択をするのかじゃよ、ハリー。」

It is our choices, Harry, that show what we truly are, far more than our abilities.


● ウィーズリー父さんがジニーに一言。結構いいこと言う。
「脳みそがどこにあるのかも分からないのに、ひとりで勝手に考えることができるものなんて、信用してはいけないよ。」

Ginny!" said Mr. Weasley, flabbergasted. "Haven't I taught you anything? What have I always told you? Never trust anything that can think for itself if you can't see where it keeps its brain?



純粋に楽しめます。完全に僕の主観ですが、ストーリーの展開は名作と言われる「ホビット」よりも断然面白かった。本作の邦訳版については今ひとつ、との声もいくつかあったようですので、未読の方は夏休みの読書として、ぜひ原文で挑戦してみてはいかがでしょうか。

Harry Potter and the Chamber of Secrets

Harry Potter and the Chamber of Secrets

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