hearthのお気楽洋書ブログ

洋書読みの洋書知らず。永遠の初心者。 まったりとkindleで多読記録を更新中 (ツイッターは、hearth@洋書&映画)

2017-01-01から1年間の記事一覧

The Black Swan (Nassim Nicholas Taleb) - 「ブラック・スワン - 不確実性とリスクの本質」- 120冊目

ジャンル: 経済・ビジネス 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★★☆☆ 経済学の本のタイトルが、なぜブラックスワン? もう十分有名な話でしょうが、書いときますね「黒い白鳥」のエピソード。「むかし西洋では白鳥(Swan)と言えば白いものと決まっていた。 そのこと…

The Last Lecture (Randy Paushe) - 「最後の授業 ぼくの命があるうちに」- 119冊目

ジャンル: ノンフィクション(自伝) 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★★☆☆ アルフォンス・ドーデの短編小説「最後の授業」のことではありません。 著者のランディ・パウシュは名門カーネギー・メロン大学のコンピュータ科学の教授でした。 すい臓癌に冒され既に…

The Thirteen Problems- Miss Marple (Agatha Christie) - 「火曜クラブ」- 118冊目

ジャンル: 小説(推理) 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★★☆☆ ウチの嫁さんは勘がよく働きます。 僕が鈍感なだけかも知れませんが「よくわかったねー」っていうと、「もちろん! ミス・マープルですから!」とのたまう。( それを言うならミセス・マープルでしょと…

Tell Me Why: The Beatles (Tim Riley) - 「ビートルズ全曲解説」-117冊目

ジャンル: その他 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★☆☆☆ 最近、ビートルズのトリビュートバンドに凝っています。 "Fab Four"と"1964 the Tribute" 。 数多あるコピーバンドの域を超えています。 とてつもなく素晴らしい。 特にFab Four のジョン・レノン担当の…

The Spy Who Came in from the Cold (John le Carre) - 「寒い国から帰ってきたスパイ」- 116冊目

ジャンル: 小説(推理) 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★★★☆ ル・カレの回想録(「地下道の鳩」)が近々出版されるそうですね。 それにちなんで今日はこの一冊。 随分前に一度、邦訳で読んだのですが、ほとんどストーリーを覚えていなかったので新鮮な気持ちで再…

In Search of Excellence (Thomas J. Peters) - 「エクセレント・カンパニー」- 115冊目

ジャンル: 経済・ビジネス 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★★☆☆ かつて日本でもベストセラーになったトム・ピーターズとロバート・ウォーターマンによる経営書「エクセレント・カンパニー」の原書。 (1982年発刊) 当時の超優良企業の実例をいくつか上げて、理…

Jurassic Park (Michael Crichton) - 「ジュラシック・パーク」- 114冊目

ジャンル: 小説(SF) 英語難易度: ★☆☆ オススメ度: ★★★★☆ 映画でも空前のヒットとなったマイケル・クライトン著の同名の原作。 (1990年発刊) 最初、映画のノベライズ版かと思ってましたが違ってました。小説が先で独自のストーリー。 文章が平易で読みやすく…

The Analects (Confucius) - 「論語」- 113冊目

ジャンル: 古典 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★☆☆☆ 「洋書読みの洋書知らず」が「The Analects (論語)」を読んでみました。 英語のフィルターを通しているためか、意味の理解度としては漢文で読むよりも分かりやすかったような気がします。 が、「心で読む…

The Life-Changing Magic of Tidying Up (Marie Kondo) - 「人生がときめく片づけの魔法」- 112冊目

ジャンル: その他 英語難易度: ★☆☆ オススメ度: ★★★☆☆ レッツ・シンプルライフ! シリーズ。(なんだ、それ) 今までいろいろとミニマリズム系の海外の本を取り上げてきましたが、日本でもベストセラーになり、TIME誌の「最も影響力のある100人」に日本人として…

iCon: Steve Jobs (Jeffrey S. Young) - 「スティーブ・ジョブズ 偶像復活」- 111冊目

ジャンル: その他 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★★★☆ 「ジョブズは激怒した」 メロスではありません。 本作の発刊に当たってジョブズはこの本の内容について認められないと激怒し、差し止めようとしたとのこと。 それほどまでに赤裸々に描かれているという…

Kwaidan (Lafcadio Hearn) - 「怪談」- 110冊目

ジャンル: 小説 (ホラー) 英語難易度: ★☆☆ オススメ度: ★★★☆☆ なぜかクァイダン(Kwaidan)である。Kaidanではない。 イギリス人ラフカディオ・ハーンが来日・帰化して小泉八雲と名乗り、地方の古老から集めて怪異譚を編纂したのは有名な話。学校の授業でも習…

A Mathematician Reads the Newspaper (John Allen Paulos) - 「数学者が新聞を読むと」 -109冊目

ジャンル: サイエンス・ロジック 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★☆☆☆ ジョン・A.パウロス著、邦題「数学者が新聞を読むと」。(1995年発刊) 新聞で取り扱われている数字について、数学者の観点ではどう見えるかということを世間一般の話題に落とし込んで説明…

The Joy of Less - A Minimalist Living Guide (Francene Jay) - 108冊目

ジャンル: 自己啓発 英語難易度: ★☆☆ オススメ度: ★★★★☆ Francene Jayの2冊目。「Miss Minimalist 」(96冊目)に続いて紹介するシンプルライフ本。 先に書かれたのはこの「The Joy of Less 」で、ぼくとしてはこちらの方が具体的な方法論が書かれており、しっ…

One Hundred Years of Solitude (Gabriel Garcia Marquez) - 「百年の孤独」- 107冊目

ジャンル: 小説 (モダンクラシック) 英語難易度: ★★★ オススメ度: ★★★★☆ ただでさえ難解と言われるこの作品を英語で読むという暴挙に… 「時の娘」(105冊目) 同様、またwiki 先生のお世話になりました。 有名な話ですが主な男性登場人物の名前のほとんどがア…

The Creating Brain (Nancy C. Andreasen) - 「天才の脳科学 - 創造性はいかに創られるか」- 106冊目

ジャンル: サイエンス・ロジック 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★★☆☆ 「知性を形成するのは遺伝か環境か」問題。 このジャンルに興味があり、いろいろと手当たり次第に読んでいます。 本作は、天才と言われる人たちの脳と一般ピーポーのそれとはどこが違うの…

The Daughter of Time (Josephine Tey) - 「時の娘」- 105冊目

ジャンル: 小説(推理) 英語難易度:★★★ オススメ度: ★★★☆☆ 手に取るまでは、僕の好きなタイムトラベルものかと勘違いしていましたが、実は歴史推理小説。 歴史は勝者にて作られる。 勝てば官軍。 怪我で入院中のロンドン警視庁のグラント警部。 病床で退屈し…

振り返り- 2016年に感想を書いた洋書リスト

2017年に入って早いものでもう一月が過ぎようとしています。 昨年一年で感想を書いた洋書のリストを、今になって自らの整理のために残そうと思いました。(随分、遅い振り返りですが) 全部で97冊分。 こうやって書いてみるともう少し小説を読めばよかったな、…

The Maltese Falcon (Dashiell Hammett) - 「マルタの鷹」- 104冊目

ジャンル: 小説(推理) 英語難易度: ★★★ オススメ度: ★★★☆☆ ダシール・ハメット「マルタの鷹」の原書(1930年発表) 。 一言で言えば、探偵サム・スペード、美女、謎の男たちによるお宝(鷹の彫像)争奪戦。 やや後発のチャンドラーによるマーロウと並んで、本作…

Intelligence and How to Get It (Richard E. Nisbett) - 「頭のでき- 決めるのは遺伝か環境か」 - 103冊目

ジャンル: サイエンス・ロジック 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★★☆☆ 邦題はズバリ『頭のでき- 決めるのは遺伝か環境か』(2009年発刊) 知能は先天的な遺伝だけで決まるのではなく後天的な環境による影響もかなり大きい、との著者のスタンス。 遺伝による影響…

Minimalism (Joshua Fields Millburn) - 「ミニマリズム - 30歳からはじめるミニマル・ライフ」- 102冊目

ジャンル: 自己啓発 英語難易度: ★☆☆ オススメ度: ★★☆☆☆ 昨年の暮れですが「ワム! 」の中の人のひとり、ジョージ・マイケルさんが亡くなられましたね (「クラブ・トロピカーナ」がカッコよかった)。 ご冥福をお祈りいたします。 なぜ急にこんな話題かという…

Murder on the Orient Express (Agatha Christie) - 「オリエント急行殺人事件」-101冊目

ジャンル: 小説(推理) 英語難易度: ★☆☆ オススメ度: ★★★☆☆ 以前、本作の舞台を日本に移し野村萬斎がポワロ役を演じたテレビドラマを見た。 それは結構、豪華なキャスティングで、今回原作を読んでいてもぼくの脳内ではそのドラマでの俳優たちが生き生きと演…

The Sense of Wonder (Rachel Carson) - 「センス・オブ・ワンダー」- 100冊目

ジャンル: その他 英語難易度: ★☆☆ オススメ度: ★★★☆☆ 100冊目のキリ番はレイチェル・カーソンの「The Sense of Wonder 」 土曜日の早朝、木がいっぱい生い茂っている近くの公園をヨメさんとよく歩いている。 彼女は「自分の生徒たちに四季の自然について伝…

Sway (Ori Brafman) - 「あなたはなぜ値札にダマされるのか? - 不合理な意志決定にひそむスウェイの法則」 - 99冊目

ジャンル: サイエンス・ロジック 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★★☆☆ 72冊目で紹介したカーネマン「ファスト&スロー」に続く行動経済学シリーズ。 人間の判断の非合理性について書かれている。 特に人は生まれつき損を避けようとする性質がある、との特性に…

If the Universe is Teeming with Aliens ... WHERE IS EVERYBODY? (Stephen Webb) - 「広い宇宙に地球人しか見当たらない50の理由 - フェルミのパラドックス」-98冊目

ジャンル: サイエンス・ロジック 英語難易度: ★★☆ オススメ度: ★★★☆☆ この広い宇宙には無数の星がある。 きっと地球の様に知的生命体がいる星もあるに違いない。 でも、何で異星人と出会ったという事実が、今になっても証明されていないんだろう。 「みんな…